2021年春選抜甲子園大会の21世紀枠で出場が決まった兵庫県立東播磨高校の福村順一監督。兵庫県の高校野球では有名監督で熱血指導と公立高校を強豪校に育成される監督です。
福村順一監督も指揮官として過去甲子園には2度出場しており、最高でベスト8まで進出しています。
そんな手腕の持ち主の福村順一監督の
- 経歴は?
- 指導法は?
この辺りが気になりましたので、色々と調べてみました。
目次
21世紀枠出場!東播磨高校福村順一監督の経歴は?
兵庫の走るチーム、東播磨高校です。福村監督に「一塁手育成」についてお聞きしました。一塁手の守備は、実は、かなり重要です!#高校野球 #東播磨高校 #甲子園 #野球部 pic.twitter.com/faonRepQ1i
— ベースボール・クリニック編集部 (@baseball_clinic) March 14, 2016
東播磨高校の福村順一監督の経歴はこちら!
- 名前:福村順一(ふくむら じゅんいち)
- 生年月日:1972年
- 年齢:49歳
- 高校:兵庫県立東播磨高校
- 大学:天理大学
- ポジション:投手 内野手
- 指導歴:兵庫県立社高校→兵庫県立加古川北高校→兵庫県立東播磨高校
現在在籍されている東播磨高校が福村順一監督の出身高校になります。
大学は奈良県にある天理大学に進学され、体育教師の免許を取得、体育会硬式野球部に所属されます。
天理大学といえばラグビーや柔道も有名で体育学部もありますので、全国からスポーツ推薦で来る選手や実力のある選手が多く集まります。
天理大学の野球部といえば、阪神学生野球連盟に所属しており、他にも大阪体育大学や関西国際大学など競合リーグになります。元読売ジャイアンツに所属していた小山選手始めプロ野球選手や社会人野球にもいます。
大学時代に内野手としてベストナインにも選ばれました。選手としても大活躍されていたんですね!
大学卒業後、兵庫県の強豪校社高校にて野球部部長を務められ、野球部の指導の基礎を学ばれます。
2003年に加古川北高校の転勤され野球部監督に就任。
就任約5年目の2008年夏の甲子園兵庫県大会にて洲本高校を破り、同校としてはもちろん加古川市としても初めての夏の甲子園に出場されます。
当時の3番ショートには元阪神タイガース(現カナフレックスコーチ)藤井宏政選手が在籍していました。同年藤井宏政選手が阪神タイガース育成ドラフト3位で指名されます。
2011年春にも選抜甲子園に出場されます。選抜を決める2010年秋の近畿大会では大阪桐蔭と対決し、現在阪神タイガースで大活躍されている藤浪晋太郎投手を2対0で破って甲子園出場切符を獲得します。
2011年の春の選抜甲子園では、1回戦優勝候補の金沢高校に4対0 2回戦は長崎県波佐見高校を2対0で破ります。1回戦の金沢高校には現在楽天イーグルスで活躍する釜田投手、2回戦の波佐見高校には元ソフトバンクホークスの松田投手がいましたが、チームが得意とする武器の積極的走塁でプロ注目投手を打ち崩します。
ベスト4をかけた日大三高戦では敗れましたが、強烈な印象を甲子園で見せてくれました。
そこから10年後また甲子園に戻ってくる福村順一監督の手腕、チーム作りに注目していきたいと思います。
2014年には東播磨高校に転勤となり、そこから7年かけて甲子園出場を勝ち取りました!
東播磨高校は偏差値58と高く、文武両道の高校です。『ヒガハリ』という名称で呼ばれることが多く、ヒガハリ旋風を期待したいですね。
東播磨高校福村順一監督の公立高校を強豪校にする指導法は?
福村順一監督の母校東播磨高校を甲子園に初めて導きましたが、実は東播磨高校は公立高校の為県外からの生徒はおらず、地元の中学出身の生徒も多く、更に中学時代硬式野球を経験していない、中学の部活軟式野球部出身者も多くいます。
そんな野球エリートを歩んでいない生徒の指導はどのように行われているのでしょうか?
福村順一監督のチーム方針は『積極的走塁』です。
加古川北高校時代甲子園出場した際に、出場校の中で最も盗塁をしているチームで波佐見高校戦ではなんと1試合4盗塁も成功しています。
他にも1アウトランナー3塁で3塁ランナーはスタートをしてバッターは内野ゴロを打つ形で点をもぎ取ったりと、記録には残らない好走塁を見せてくれました。
練習では、とにかくベースランニングを重要としており、練習試合でも積極的に盗塁を試みてアウトになっても『ナイスラン!』と声をかけるようです。
力では勝てない相手の隙を突く野球を徹底しており、守備も鍛えられており『守り抜き、好きをつく野球』をテーマにチーム作りをしているそうです。
東播磨高校が21世紀枠に選ばれた理由!
春の甲子園で21世紀枠がありますが、そもそも21世紀枠とはどのようなシステムでしょうか?
21世紀枠とは・・・各都道府県秋季大会で8強、加盟校が多い地区は16強入りした学校を対象に、困難の克服、マナーの模範、文武両道などを評価する出場枠。2001年の第73回大会から採り入れられた。
県大会である基準の実績を残し、高校生としてのモデルになれるチーム、恵まれていない環境の中で工夫して練習している、地域に貢献するなど様々な面を見て選ばれる制度です。
東播磨高校のグランド環境を福村順一監督がコメントしていました。
グラウンドは常に全面を使えるわけではなく、普段は陸上部、ソフトボール部、サッカー部と他部活が兼用。さらに強豪校のように照明器具もなし。冬場になると17時前には暗くなり、19時には完全下校をしないといけない。そのため、アップの時間を長く取れないため、選手たちはグラウンドまでダッシュをするなど、選手自らしっかりと練習に入るための工夫を行っている。
文武両道の東播磨高校にとっては練習時間も限られ、他の部活との共同グランドの為工夫して練習している点が評価されました。
【まとめ】21世紀枠出場!東播磨高校福村順一監督の経歴は?公立高校を強豪校にする指導法は?
21世紀枠に選ばれた東播磨高校を率いている福村順一監督の経歴をまとめてみました。
2020年は新型コロナウイルスの影響で春の甲子園は中止、夏は交流試合だけになり高校野球ファンは2021年の甲子園を楽しみにしている方は多いではないでしょうか?
是非感染症対策をしっかり行って、甲子園が開催されることを期待します。
最後までお読み頂きありがとうございました。







