2020年6月頃から東の空に明るい赤い星が見えるようになりました。
夜空を見上げると他の星に比べてとても明るいので存在感を放っています。
普通の星ではない…と思ったのではないでしょうか?赤い明るい星の正体をご紹介します!
そして地球に接近する日も合わせてまとめました。
目次
2020年東の空に見える明るい赤い星の正体は火星!
2020年6月から見え始めている東の空に一際明るい赤い星。他の星に比べて一段と明るい上に、大きく見えます。
その星の正体は火星です。
1等級の星よりも明るく輝き、天空全体で月を除くと最も明るくなります。
東の空に赤い星✴️
これってもしかしたら火星でしょうか⁉️🤔#惑星 pic.twitter.com/dsNpvfXtmy— 紫野ゆき (@simenonokimi) September 21, 2020
肉眼でも本当に赤色で見えて他の星とは違うことがすぐにわかりますよね!
2020年の秋シーズンにはこの火星の周りに明るい星座がないのでとても存在感を放っています。
そして街灯がある街中でも見ることができますよ♪
東の空に見える赤い火星はいつまで見える?
東の空にみえる赤い火星は、2021年1月頃まで肉眼で見ることができます。
ただし、最接近する時ほどの明るさを保っているのは2020年11月頃までなのでその頃が一番の見頃と言えるでしょう。
2020年10月6日に東の空の火星が大接近!
東の空に見える赤い明るい星の火星は、2020年10月6日に地球に大接近することがわかっています。
その時の地球と火星の距離は6210万キロになり、この規模の接近は2年2ヶ月ぶりです。
2020年11月頃まではマイナス2等級の明るさを保ち観察しやすい状況が続きます。
東の空に見えている赤く明るい星は火星です。
来月6日に地球に最接近するのでもうかなり明るく見えています。
先程その火星を撮影しました。模様もクッキリです。
9月20日 21:16撮影#mars#mars2020 pic.twitter.com/qfCFV1pnlZ— なよろ市立天文台きたすばる (@kitasubaru) September 20, 2020
火星は普段だと望遠鏡で見ても表面を見ることができませんが、最接近するこの機会であれば表面の模様も確認することができてしまいます!
次に同じほど大接近するのは2033年
AstoroArtsの今後の火星の最接近距離によると、2020年ほどの最接近になるのは2033年です。

あと10年以上も先になってしまいますので、今回の最接近を見逃すことができませんね!
2020年空に見える明るい他の惑星も紹介!
2020年の東の空に見えている惑星は火星でしたが、実は南の方角にも木星と土星の2つの惑星を肉眼で確認することができます。
9月の宵、南の空では夏の星座を背景に土星と木星が仲良く並んで輝いています。0等台で比較的穏やかな輝きの土星と-2.5等前後で強く輝く木星とのコントラストは興味深い眺めになっています。25日から26日にかけて、この2つの惑星の近くを月が通り過ぎていきます。https://t.co/1FwvlJioWd #国立天文台 pic.twitter.com/dtJAB2I23U
— 国立天文台 (@prcnaoj) September 22, 2020
空がまだ明るいうちにも土星と木星の二つの惑星を見ることができて写真を撮れている人もいました。
夕暮れのトワイライト
木星と土星と月が並ぶ
土星は明るい~分かりにくい pic.twitter.com/iC7H8lm4RA— とん鉄🐻🚂 (@tontetsut8a5030) September 22, 2020
南の空に土星と木星、東の空に火星、全て合わせて3つの惑星を同時に見れることができるとても貴重な機会ですね☆
まとめ:2020年東の空に見える明るい赤い星
2020年東の空に見える明るい赤い星の正体は火星でした。
2020年10月6日には地球に大接近するので、月を除いて天体の中で一番明るい星となります。
接近すると望遠鏡で火星の表面までも観察できるようになります。
東の空の火星と合わせて南の空では土星と木星も輝いているのでぜひ観察してみてください♪
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!